◇滝見山登り◇

鹿沼市 ヒノキガタア滝3段滝
ついでに
大木戸山

おおきどやま:1286.6m

                  



2014年 1月 11日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
  昨年暮れ本沢から夕日岳に登った時の帰りに、下降中の尾根から見たヒノキガタア沢左岸林道には雪がないように見えた.この沢にはヒノキガタア滝がありその上に3段滝というのがある.実はこの滝を爺はまだ見ていない.2012年に訪れた時は諸々の事情でヒノキガタア滝迄しか行く事が出来なかった.この沢では3段滝から上流は過去に訪れているから、今日の目的であるこの3段滝だけが抜けている.そう大きな滝ではないらしいが、考えると寝付きが悪い.この季節、山奥(標高の高い所)などは雪で行けないから、一丁片付けてしまおうか、、、

 沢出合いから遡って行っても良いが、棒滝の上に小滝がありそれを越えるのが(夏ならジャブジャブで簡単)大変じゃなかったか.林道を最奥終点近くまで行って2012年の時、帰りに使った支沢を下降する手もあるが、、あの滑滝群が凍っていたら自殺行為.と言う訳で支沢出合い付近へ林道から斜面下降を選んだ.支沢出合い付近の様子は良く覚えていない.崖が多かった気がするので、一応ザイルは持って行く.

 ヒュッテの駐車地には誰もおらず、ヒュッテは窓が開いていた.車載温度計は−8度C.支度をして歩き始め、、朝の太陽が狭い渓に陽光を浴びせ始めると、暖かくなってきたのでセーターを脱ぎシャツの上にジャケットで丁度良い.林道が山側に大きくカーブする地点に沢があり、3−4m程の滝がかかっている.この沢(丸山沢)筋を登って行き簡単にショートカットで林道に出る.思った通り林道に雪はない.前に来た時遡った支沢が(林道を)横断するカーブ地点に着いた.そこは大きく崩落していた.


ヒュッテ 窓が開いていた 7:20


雲一つ無い良い天気


ショートカットする沢右岸へ取り付き


崩れている林道


前に(帰る時)遡行した支沢 道路まで大きく崩壊 8:45
 崩落地から少し戻り、小尾根を選んで下りていくとラジカセの様なものが捨てられてあった.そう言えば、初めてこの沢の上流に来た時は車(4駆)で林道最奥の終点近くまで乗り入れる事が出来たのだった.そんな事を思い出しながら下降を続けるとすぐに下が見えない.やはり崖になっているのか.支沢上流に移動し、ガレ場を下りられるかどうか探ってみるが、今一つ様子が判らない.一旦林道に登って戻り、更に下流側の斜面を下りる事にしたら、こちらはあっさりと沢に下りる事が出来た.(実は地図を忘れてきてしまった)

 この時期だから沢は水が少なかった.右支沢から流れ込む水も僅かである.そちらを少し遡って滑滝を見てきたが凍ってはいなかった.本流に戻り、少し遡ってヒノキガタア滝だ.滝は氷瀑とまではいかないが飛沫がかかる両側が凍っていて、まずまずの光景.早速撮影にとりかかる.カメラを操作するので、手袋を脱ぐが冷たさでたちまち手が痛くなってきた.暫く撮影を楽しんだ後、高巻きに入るが”瀑泉さん”の遡行レポでクサリがある事が判っている.右岸斜面を見回しても何だかよく判らない.少し左手の斜面は立ってはいるが木の根が多く何となく登って行けそう.と、登り始めたら足元に何かが当たった.落ち葉に埋もれたクサリだった.手で持ち上げると凍った落ち葉が跳ねクサリが上の方から垂れ下がっているのが判った.瀑泉さんはサラッと流しているがクサリが設置されている方が、何だか垂直に近い.登れるのか? こんな所.


沢に下り着いた所は壊れた堰堤がある下流


支沢滑滝 (稜線へは此処の上流を詰めた)


ヒノキガタア滝手前の小滝 左の流れは凍っている


同じ所からヒノキガタア滝が見える


そこそこ凍っているヒノキガタア滝 9:25


正面河原から コンデジ、、、碧く撮れません(汗)


こっちの斜面が登りやすそうだったけど・・・


クサリがあった、結構丈夫そう


巻く途中から


急斜面に堪えながら俯瞰


沢上流に下降 細引きが細い〜・・・


下降途中から落ち口
 ヒイヒイ言いながらも何とか登り切り、今度は滝落ち口(ちょっと上流)に下降するが泥付き斜面が固くエッジ(スパ長だけど(^_^;; )が効かない.ズルズル滑り落ちてしまう.細引きが垂れてあるのは判ったが、、、細く古い(不安100%).ふー、、ザイルを持ってきて良かった.沢に下り手前小滝は右のとっかかりが多い岩をへつって越えるともう3段の滝だった.中、下段は傾斜が緩4−5m、上段は滝壺を持つ3−4m程.中々綺麗な滝である.何より、最上部に堰堤が王様の冠の如く景観に味を添えている(オイ!)

 この3段滝上部は凍っていてちょっと登れない.左を巻いて登っていったら、ありゃッ! 堰堤近くは下りられない.ちょっと下りて落ち口付近を徒渉し堰堤の上に登った.この堰堤に立つのは何年振りだろうか.此処で沢は打ち切り、林道終点の広場に上がった.此処は記憶とあまり変わってない様な気がする.時間がまだ早いので、次の目的を実行する事にした.

 今日の主目的は(1)3段滝であるが、それだけでは時間があまりかからないので、(2)支沢上流部を探索する.(3)以前思いっきり間違えた三の宿山の下降検証.(2)、(3)がダメなら 東大芦川界隈を撮影行脚、という計画.まずは(2)だ.


3段滝手前の小滝


3段滝 隠し事が嫌いな爺は全部写す!(オイ) 10:35


3段滝上段


堰堤
 林道終点から戻ってカーブするとあの大きく崩落した支沢横断点だ.道路は見る影もなく崩れ、半円状の金属の溝が宙に浮いている.沢には水が僅かだが流れていて、3m程の滝が かかっている.右を巻いて上に出ると涸れ沢の様相だ.すぐ石積みの堰堤があり、その上は二俣になっていた.水は僅かだが右の方が流れているので自然右に入っていった.実は(又々実はだが・・・)地図だけではなく水も忘れてきていた(缶コーヒーは持ってきた).まあ、寒いのでそれ程喉は乾かず、沢通しなので水はふんだんにある.その沢水が何とも心細い.喉は乾いてないが、水が消えてしまう前に手ですくって飲んだ.手が冷たい〜〜っ.

 沢はゴルジュ状になり高度を上げていく.ゴルジュの中で二俣になっていた.さて、どちらを選ぶか迷ったが稜線に上がるには右だ.しかし、右には凍った滝が見えていてかなり難儀そう.一方左は急だが滝などない様だ.左と決めて狭い沢を登って行く.グングン急になり、沢床に雪が積もっている.雪は固く崩れそうにないが、注意深く登って行く.両岸斜面に樹木はなく、登りに切羽詰まって下降するにはザイルをかける支点がとれず大変だから、登りながら尾根に逃げられる所を見当つけておく.


林道最奥の終点 11:10


支沢の滝・・・


滝上の様子
 急登に息が上がり、止まって上を見上げると稜線が近い.そうなると元気が湧いてくる.最後は這う様に稜線に登り出た.振り返ってみると谷は意外に急だった.大きな木の根元には壊れた祠が一つ、その向こうには祠が二つ.二つの祠は見覚えがあったが、壊れた方は何だか覚えていない.(と、、帰って前の画像を調べてみたらしっかり撮ってあった(笑)) 鹿沼側と稜線に雪はなく日光側は結構積雪がある.雲の多い空だが太陽が顔を出すと暖かい.風はないが、小雪が舞っている.枯れ木の上に座り、サンドイッチと缶コーヒーでお昼ご飯だ.

 稜線を大木戸山方向に歩いて行くと、次第に積雪が増えるが固く締まっていて沈んでも踝程度.獣達の踏んだ後は殆ど沈まない.ある意味快適に歩いていき、小さな山名板でそれと判る丸山に着いた.積雪が更に多くなり、やや沈む度合いが深くなってきたので獣達の踏み跡を歩いて行く.樹間からは日光方面が見えるが雪雲がかかっていて、山はほぼ見えない.大木戸山に着いたら、三の宿方向からワカンを着けた踏み跡があった.三角点を確認しに来たのだろうか? 雪をどけてある.コンデジで何枚か撮影し後にした.そこからはワカン踏み跡を追って行くが、極めて楽チンだ.しかし、これがミスを誘う.稜線から外れ、東南尾根に引き込まれてしまったのだ.


左俣も急だが、こっちが登り易そう 11:50


右俣は正面に凍った滝 2m位だけど 何だか奥にも見えるし


稜線が見えましたよ〜


同じ所から俯瞰


二つの祠がある稜線に到着 12:05


到着地点から望む夕日岳と稜線


稜線の様子


暫くは積雪があったり、なかったり


丸山 山頂 13:05
 快適に下ってふと左方向を見ると、稜線が延びている.あっ、しまった.あっちが三の宿方向だったか.かなり下りてしまったので今更登り返す気力もない.仕方がない、三の宿は諦めこのまま下りてしまおう.(ワカンの)人が下った後があるのだから林道に下りられるのだろう.と、そのまま下降を続行.下りるに従って雪は消え、藪もなく歩き易い尾根下りになった.鉄条網の張ってある所を平行に下りていくが、自分が鉄条網の中にいるのか外にいるのか良く判らない.暫くしてススキの多い広く開けた場所に出た.

 それまでも所々に展望の利く場所はあったが、こちらは270度遮るものがない.右に夕日岳が太陽を真上にどっしり構えている.正面にはそこから東大芦川に落ち込む尾根群が、まるで蛸の手足の様に広がっている.左は1101mピークと六郎地山、その稜線.後ろは三の宿山が青空に映えていてとても素晴らしい景観だ.地面は一面に枯れススキで、その上に座ると暖かい.寝ころんで空を見上げると、真白い雲がゆっくり東南に動いていた.ああ、此処はもしかしたら”大木戸から見る夕日岳は素晴らしい”と 「山きちさん」 が、述べていた所かも知れない.と言う事を何とはなしに思い出した.

 もう少しゆっくりしていたかったが、初めての所を下降しなければならない.今は暖かくても陽が落ちると寒くなる.惜しいが、ザックを背負いやや急な斜面を下り始める.


結構雪が固く沈みません♪


大木戸山への途中 ちょっと沈みます(^_^;


大木戸山 山頂 13:50


大木戸山から少し行くと日光連山が良く見える場所だが 雪雲が、、


東南尾根を勢いよく降って・・・もう間違えてる


鉄条網


開けた所に出てビックリ 14:25


開けた所から後ろを見ると (左)三の宿山かな


右を見ると夕日岳が太陽を背負って思いっきり逆光


そして正面には・・・・良い眺めだねぇ・・・・

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.