◇滝見と山登り◇
塩谷郡塩谷町〜矢板市
権現沢〜矢板最高峰

1,590m
                    



2009年4月29日 訪問
爺 & yuki
(時間は参考にしない事)
                           
「尚仁沢湧水」は”水環境保全状況が極めて優良である”として、環境庁水質保全局長より名水百選の認定を受け、ミネラルウオーターのブランドにもなっている.なる程、そういうオスミツキがあるからか、東荒川ダム親水公園の水汲み場には、多くの人が訪れる.以前は県道沿いに水汲み所があったのだが、公園施設建設と共にこっちへ移された. 湧き水の場所までは遊歩道が整備されており、ハイキング気分で”名水”がボコボコ出る場所を見学出来る.


 「権現沢」、、さてどこだと地図を見る.前述の尚仁沢が上流で二俣から名前を変えている左俣だ.尚仁沢は林道が横断する辺りでは水がなく涸沢となっているのは知っていて、(滝写真屋としては)あまり気に留めていなかった.が、偶然YoshiさんのHPで更に上流の権現沢画像を見て、大きくはないが綺麗な滝がある事を知った.そうすれば、行かざるを得ない.このところ足にちょっと不安を覚えているyukiを引き連れて出掛ける事にした.
■写真左
駐車地から林道に入った所
7:00


■写真右
精進橋から沢(下流)を覗くとこの辺りは涸れている
■写真左
堰堤付近からは水が出ている


■写真右
右岸樹林帯の様子.カタクリが沢山生えている
 地形図の尚仁沢左岸尾根にはミツモチ山に続く登山道が表記されている.その破線が車道に合流する地点付近に車を駐め、歩き出す.道は仕事道の様で刈り払われていて歩き易い.林道を横断する所で林道を歩き精進橋わ渡って沢に下りる.下りるといっても、沢に水は無く右岸には林道があるので、それを辿って上流へ行く.まもなく水が出てきて、こんな大量の水が地中の何処に隠れてしまうのか?と思うくらい、多くなった.林道は間もなく終わり踏み跡に変わる.これは、西平岳に続く登山道でもあるようだ.
 沢は比較的平坦なゴーロが続く.水のない細い支沢を踏み跡が横断する辺りから沢に下りた.沢は少し筒狭くなり始めたが険しさはない.沢の中を通らず主に右岸の林内を歩く.膝下の笹が出てくるが藪という程ではない.カタクリの群生地がそこ此処にありもう花の時期が終わったみたいで僅かの残り花が寂しく咲いている.盛りの時期は見事な光景に違いない.
 

■写真左
CS4m程
9:05

■写真右
大きな滝壺を持つ4m
■写真左
両岸が狭まる沢の様子


■写真右
小滝だが滝壺が深い 
■写真左
左岸に落ちる滝


■写真右
コバイケイソウ
背景は湧き水滝

 CS滝を幾つか過ぎ左岸が広い台地に着く.ギボウシが沢山生えていて気持の良い所だ.台地の奥には水が少ないが少し落差のある滝が落ちている.左岸には、崖途中から幅広く湧き水を落としている滝がある.YoshiさんのHPで拝見していたのだが、実はこの沢でこれを見たかったのだ.Yoshiさんの時と比べ、水量が少ないが中々の光景だ.もう少し緑の濃い季節なら、なおのこと素敵に違いない.
 (左岸台地の)膝上の笹を掻き分け先程見えた滝に近づいてみる.滝は15mかもう少しあり、数条に別れて落ちている.黒い岩肌に陽光でキラキラ光っているのが印象的だった.本流に戻ると前方がゴルジュになっている.廊下を入っていくと手前に大きな倒木があり7-8m程の直漠が前方を塞ぐ.撮影する場所が限られ(爺的に)難しいアングルだが、それでも撮影は楽しい.滝周囲は崖で登れない.所々露岩のある笹とブッシュの急斜面(左岸)を登り高巻いて滝の頭に出た.滑と河原が少しあり、すぐ上に4m程の滝が懸かっていた.両岸が切り立っている壁の中を勢いよく落ちている形の良い滝である.右岸を巻いて上流に降り立つと、気持ちの良い滑が少し続き沢は開けて穏やかになる.左に曲がる辺りで、yukiが足に違和感があるという.10日前に栗山のフドウ沢で足を少し痛めたが、僅かな日数では治ってなかった様だ.痛みは出てないというが、大事をとって引き返すかどうか検討した.
■写真左
右岸湧き水滝
10:35

■写真右
直瀑
■写真左
4m滝


■写真右
左岸から小沢が合流(1230m付近)
12:05
■写真左
二俣から涸れ沢に入って行く


■写真右
涸れ沢の左支沢に見えた涸れ滝
12:25

遡る筈だった本流を俯瞰
 地図を見ると沢を少し(100mも)遡行すると二俣になっている(標高1260m付近).予定では左俣に入り連瀑群を見る事にしていたが、右俣から尾根に取り付き「矢板最高点」に登って登山道に出ようと言う事になった.二俣に着くと右俣は殆ど水が流れていない涸沢だった.出合から200m程進むと又、二俣になっている.左の沢150m程上流には黒い肌の涸れ滝が見える.時々キラキラ光るのは僅かに水が滴り落ちているのであろう.その中間尾根は膝下程度の笹藪で、抵抗感はなかった.少し急な部分もあるが、さほどな困難もなく標高差250m位を登って「矢板最高点」の左肩(登山道)に出た.そこでは年配の男性一人が休憩中で笹藪の中からガサガサと飛び出した我々を見て、少しビックリした様だった.、我々は軽く”どーも”と挨拶をして、最高点へと歩いていく.
 最高点は標識だけで特に展望もなく、通過点という雰囲気.少し時間をかけて休憩しているとチリチリジャラジャラと賑やかな音を立てながら、ハイカーのグループがやってきた.休憩を終わり、良く踏まれた歩き易い登山道をのんびり下りていく.やがて開けた場所に出たら、多勢のハイカーがくつろいでいる.八海山という所らしい.釈迦ヶ岳が良く見えた.ミツモチ山へ向かって緩い道を下りていく.この時間(午後2時頃)でも結構登って来る人がいるのは、人気の現れか.
■写真左
尾根登りで振り返り見る釈迦ヶ岳



■写真右
飛び出た登山道
■写真左
矢板市の最高点
13:45

■写真右
八海山神社
13:55
 1260m付近から樹林内に入り、地形図の破線を辿って行くが殆ど踏み後はない.所々それらしいものと見受けられるものがあるが、膝上の笹藪の中にすぐ消えてしまう.1000m付近で大きな倒木を乗り越えた時、yukiが足に痛みを訴え歩くのが辛いというので、休憩する事にした.休憩中に近くを散策してみると、沢側の急斜面にアカヤシオが満開の花をつけていた.
 yukiの足の痛みが引いたので下降を再開した.950m辺りから案外ハッキリした踏み後やテープがあり、調子よく下りていくが、此処でちょっと感違い(大した間違いではないのだが).
 地図では緩い斜面を東南に向かって下りているが、踏み後は小尾根沿いで沢に下りている.多分、権現橋近くの林道に直接下りるのだろうと勝手に判断し急斜面の踏み後を追っていった.それ程困難はなかったが、精進橋の250m程上流の沢に下りてしまった.