滝見

日光市野門
布引滝



                  



2019,7,13 訪問


(あまり参考になりません)
              
 地形図にも載っている布引滝は、野門沢の上流にあり落差120mを誇る.途中迄遊歩道があり、急斜面には木階段が整備され休憩に最適な広場にはベンチが設けられている.が、それ程見学者は多くなかったのだろうか?補修も滞り、木階段の遊歩道は荒れ気味だ.

 あの大きさを間近に観るにはやはり滝の近くまで行くのが一番であるのだけど、遊歩道は(概ね)沢に下りて終わっている.そこからは岩を越えたり避けたりしながら前衛の滝迄遡行することになる.一般人ではかなり難儀な道≠セ.まあ、前衛の滝下まで行けば、そこから上の滝の(三段中)上二段が見えるから、それだけでも凄い迫力だ.

 布引滝に訪れたのは、最初が2002年9月でそれから4度目になる.9年近く間が空いているのに、(自分の中で)そう思わないのは、中流部や支沢探索等で度々野門を訪れているからだと思う.

 今回は、秩父乙女abe様が同行.退屈な林道歩きがこれで解消.今年は気温が低いから咲いてるかどうか心配だけど、近くにあるニョホウチドリ探しもついでに.←これで目の悪さもカバー出来る(^_^)V


駐車地


フタリシズカ


ゲート


苔の中にキノコ

これ撮ってたら右足にヒルくっつかれた(^_^;
 ゲート前には既に車が他県ナンバーが2台駐まっていた.出掛けてる様子で誰もいない.もう一台位は(縦列)駐車出来そうだけど、そこに駐めてしまうと後から来てUターンが大変になってしまうから、200m位戻ったやや広いスペースに駐車.支度をし、気温はそうでもないが湿気が多く感じる中を出発.道草&鈍足コンビだから帰着時間は決めない(笑) ヘッデンなどをしっかり確認(笑々).

 林道途中にある展望台ではガスで遠くは全く見えない.上に行くに従ってガスが出始める.遊歩道入り口に着いて小休憩.遊歩道をのんびり登って行き、布引滝分岐から左に分かれる.すぐに布引滝の好展望地があるのだけど、真っ白で何も見えない.音が聞こえるだけ.滝の近くへ行って滝がガスで隠れてやしないかと少々心配になる.

 アスレチック的な木階段の急坂は、此処を登って来なければいけないんだよなあ・・・と、話しながらうんざりな気分.途中、ちょっと寄り道.このちょっと寄り道が結構時間がかかってしまった.ま、このメンバーでは毎度の事だけど.



遊歩道入り口


布引滝分岐



木階段の急降下




ちょっと寄り道 足元が崩れる急な涸れ沢 ガシガシ登って来ますよ




ナーーイスショット


ジムグリ 15cm位の幼蛇 林道で
 ベンチのある休憩場所に着き、お昼はabe様のザックの中から出るわ出るわ.とても食べきれません.お蕎麦のお裾分け、きゅうりの浅漬け、ゆで卵に・・・ こっちのコンビニ調達品を出すのが何だか恥ずかしい.コーヒーは帰りだわね、とabe様.えッお湯は今お蕎麦で使ってしまったじゃないの? ガス、持って来てないよ. お湯のポットをもう一つ持って来てるの、、ニコッ  へ!どうりでザックが重い訳だ.

 ちょっと時間が推してしまったが、さて布引滝≠ノ向かいましょう、と立ち上がったら abe様 「え!さっき観た滝がそうじゃないの?」 さっきのは名前も何も無い誰も行かない滝.布引滝は120mもあるんだよ 「さっきのがそうで此処で引き返すのかと思った」 ・・・どうすれば20mと120mを勘違い出来るんだ〜 鈍足コンビ+漫才コンビになりそう.

 樹林の中、足元は苔の生えた大岩を避けたり乗り越えたりしながら進む.濡れて平らな部分は良く滑る.体力に余裕があれば沢靴も持って来て履き替えれば、此処の通過は楽だろう.滑るから気を付けてね〜 と、声を掛けたらすぐに後ろでドサッ. あはははは、すっ転び〜 と、笑ってた.



ベンチのある広場 バイケイソウがビッシリ (枯れてるけど)


歩きにくい樹林内の岩場 苔が生えて綺麗なんすけどね



沢に下りた所から 上段がガスで・・・



 ロープが設置された急斜面を下りて沢に出る.上流には布引滝の上段と中段が見える.ガスは上段の上の方に厚く垂れているので、その内滝全体を覆ってしまうかも知れない.そう思うと、ちょっと焦る.が、急がずにゴーロ岩と草地の中の踏み後を探しながら左岸を遡行.普段の水量だけど迫力がある前衛の滝に到着.この滝もゆっくり見学したいのだが、道草鈍足で時間を喰ってしまったからそうもしてられない.

 左岸に設置されているロープを探すけど、あれ?どこだっけ、、、と、みつからない.ウワバミソウ(ミズナ)が群生する斜面を登って行き踏み後に出たら、上にも下にもロープがあった.高巻きの取り付きはすっかり忘れてるなあ.

 高巻きを終えて滝前に立ち、オーオー騒ぐabe様を横目にこちらはデジ一撮影.最上部がガスに覆われたり出たりだが、広い滝前と相まって素晴らしい光景である.右岸の草地に移動したかったのだが、さすがに時間が遅いので我慢.abe様には申し訳ない.

 帰路、沢から樹林内へ登る取り付きを間違え、変な所を登って行き詰まり掴んでいた枝がポキリ.同時に足元の土がガサッと崩れ、2m程滑落.草付き斜面だったので怪我、擦り傷の類はなし.

 ベンチで小休憩はコーヒータイム.元気が出ましたなあ.abe様感謝.後にあの、アスレチックもどき木階段にのろいの言葉を吐きながら登り帰ったのでした.ヘッデンは使いませんでした.


歩きにくゥ


滝前で



前衛滝




高巻き中



トラバース中、前方に


オオーーッ カシャカシャ



これは、途中寄り道の支沢滝(下段部分20m位) 水が少なく草が生えている




デジ一




デジ一




デジ一

 
ニョホウチドリ.訪れるのが早かったか.又、例年より気温が低かった日が続いたからか.よく判らないけど、株は小さく殆ど蕾だった.
それでも何輪かは咲いていてラッキー.あと、何年見に来られるだろうか.




ニョホウチドリ   ピントが合わない・・・






”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目 

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