花見と滝見

栃木県日光市
羽黒尾根、田母沢右俣の滝



                  



2019,5,17 訪問


(ルート、時間などは参考になりません)
              
 羽黒尾根から田母沢右俣の滝を見て、ぐるっと回りモッコ平経由で下山しました.

 今回の目的は幾つかあって、
 
1:羽黒尾根のツツジ見学. その尾根のアカヤシオはもう殆ど終わってると思うけど標高が低い所からヤマツツジ、上がっていくにつれてムラサキヤシオ(ミツバツツジ)、シロヤシオ(ゴヨウツツジ) が旬を競っているでしょう.

 
2:田母沢上流の右俣には滝が幾つかあって、二俣からすぐにある二つの滝は水があり、結構形も良い.これをデジ一に納めてきます.その上にも滝はありますが、水はほぼない涸れ滝ですから落差はあるけど今回は割愛します.

 
3:二俣から中間尾根を越えて左俣へ下ります.この時、1500m付近まで登るので左俣の斜面には、アカヤシオが咲いてるかも知れません.ちょっと、期待しましょう.

 4:左俣の涸れ滝の上が綺麗な滑になっているのは判っていました.今回、ピンポイントでこの滑に下降してみます.

 
5:岡田氏の資料で、田母沢下流左俣に 過去に墜落したセスナ機の残骸がある との記述があります.興味本位で探して見ます
 の、5項目.画像が多いので、本ページは2項目までです.デジ一画像は次のページでリンクします.


寂光滝駐車場 私のが一台だけ 6:30


新しい林道 右が尾根
 寂光の滝駐車場には午前6時ちょっと前に着き、朝飯&支度.今日は重い望遠ズームは持って行きません.三脚は小型のバサルト.デジ一は標準ズーム.時々忘れてしまう雲台とクイックシューは二度確認.下降道具一式.

 羽黒尾根に向かって杉林の中を直登していくと、あれま! 真新しい林道が横断していますよ.この辺りからヤマツツジが沢山咲いています.旬ですねぇ.ヤマツツジも好きなので、もう足が止まります.撮りながら林道を歩き、次の尾根横断点で尾根に取り付きます.新しい林道は根通沢の方に曲がって下っていってます.(←何処まで続いているんでしょうかね)

 切れ目無く現れるツツジを撮りながら緩い勾配の尾根を登って行きます.標高が上がるにつれヤマツツジの蕾が多くなってきます.蕾は濃く、2−3日後が満開となるのでしょうか? ミツバツツジがボチボチ出てきました.足元に花びらが沢山落ちています.くたびれた花びらの多い木が過ぎると、こちらも旬がきて見事な花を咲かせています.同時に、右、左の斜面にはシロヤシオの大きな木が出てきます.名前の通り、白い花なので撮影しても目立ちません.難しいですね.



林道脇のツツジ 此処ではシロヤシオも咲いていた




ヤマツツジ








ツツジを観ながら尾根歩き


少なくなったかな・・・と、思っても



蕾を蓄えながら




傾斜は緩いし、ツツジ見学は最高ですよ




ミツバツツジ




すげーですなあ・・・




ツツジのトンネル




1100m付近




シロヤシオ




何とも、何とも



下降斜面、踏み後は鹿道


壁下の鹿道
 ツツジを追って撮りながら下降点を探します.尾根の標高1250m付近から沢方向に向かって下降気味にトラバース開始.幾つかの棚を小刻みにザイルを使って下降.それ程困難もなく二俣手前に下りる事が出来ました.前回、羽黒尾根から下降した時は上の滝の上流に出たので、下降開始点がやや早かった様です.

 二俣から右に入って行き、120〜130m位遡行すると滝が見えて来ます.高さは8−10m程ですが黒い岩肌のドッシリした堂々たる姿をしています.水は結構流れているので、今回(3度目)は多いかなと思ったけど、家に帰って前の画像を見てみたら、そうでもありませんでした.おやつ(コッペパンだけど・・)を食べながら、撮影したりしてのんびり過ごします.

 この滝だけを目的に来るのなら、沢を遡行する方が遙かに楽で危険は少ないでしょう.途中タル型の堰堤があったりするので、此処の見学も良いですね.但し、沢の中の岩は良く滑るのでスパイク付き長靴か、沢靴必須ですが、ザイルは不要です.大きな滝好きの人向きではありませんけどね.



沢が見えるとホッとします


沢着地 9:05  正面上が中間尾根



滝が見えてきました




堂々とした見応えのある滝です






 この滝の上にも10m弱の滝があります.右でも、左でも巻いて上に行く事が出来ます.今回は左を登ってトラバースし、枝尾根に上がると、上の滝の頭が見えます.右下には下の滝の頭があります.枝尾根から下りて沢に下りると上流に上の滝が見えます.ややハングした棚からストンと落ちる、綺麗な滝です.長く歩かなくても次がある≠ニいうのはありがたいですね.

 此処の滝前は広く、お昼時ならお弁当を広げるのに最適ですよ.ま、わざわざ此処まで道もないのにハイキングなんて酔狂な人がいるとは思えませんけど.

 此処でも撮影したり、草花が咲いてないかと探したりでのんびりと過ごします.今日は天気が良いとの予報でしたが、此処の上空は雲が多く時々切れ間から陽が差す位です.晴れた午後なら、この滝には下の方に虹が出るのですが、そこまで待っていることは出来ませんなあ.惜しいけど・・・   

 もう11:00になりました.此処まで充分楽しみましたので、先へ行きましょう.

 続きます.


ザラザラと崩れるのに注意しながら登ります


左から下りてくる枝尾根に上がると上流の滝の頭が見えます


上の滝前から下流方向を見て


上の滝 10:20



10m・・はないかな




苔も綺麗です

 Photo Nikon P7800 二代目 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.