◇滝見と山登り◇

日光市
熊野沢 



                  



2012年 6月 10日 訪問

爺 & yuki
(時間やルートは参考にしない事)
              
  梅雨空と仕事の案配で中々出掛けられないが久々に yuki から提案が出た.あろうことか大事沢(おおごとさわ)の滝を見に行こうという.その沢には遙か上流に滝マークがある.いずれは行かなきゃならない所だが、沢遡行だと堰堤が多いしなにせ遠い.で、 yukiにルートを訪ねると、一昨年Yoshiさんが太郎山登山口の方から下降して滝に降りた.確か matsuつぁんもその後行っている.まあ、凄い連中だからサクッとこなしている様にみえるが、いざ同じ所を・・・・で、簡単に決めてしまっては痛い目に遭うぞと、爺は慎重.

 又、先週三沢大滝へ行ってきたばかりで疲れも取れきっておらず、身体も足も重い.従ってちょっと楽をしたい滝見をしようではないかと、あちこち模索.そこで

 「熊野沢」はどーだ? (資料によると)20m滝はあるし、かなり上流だが水もある様だ.しかも、山王道路からかなり近くまで林道が通ってるではないか.ふむッ、これにしようと 意見一致.ややお天気の状態が良くないが、早速出掛ける事にした.


林道入り口ゲート前に駐車 6:10出発


林道から奥鬼怒方面、雨上がりの風景です


舗装された林道を歩いて行きます


1696P 腰上の笹藪です 7:05


シャクナゲが咲いていました
 いざ、当日.日光いろは坂も中善寺道路も車は空いていた.雨は降ってないが、空はどーーんよりで今にも落ちてきそう.山王道路を熊野沢林道分岐に着くと(ゲートの)チェーンは何故か開いていた.しかし、一般車は通行禁止なのでゲート手前に車を駐め、支度をして出掛ける.林道を横断している支沢は多くあり、そのどれもが急峻で堰堤を沢山持っていた.地質とかで崩壊が激しいのだろう.途中、奥の方から軽トラックが一台走ってきて我々の前に止まりどこへ行くのか?と訪ねられたので、熊野沢に行くと答えたら不思議そうな顔をしていた.その人は森林監視員とかで、高山植物の保護で見回っていると言っていた.ご苦労様です

 1696Pから西に沢が下りているが、まず此処から鞍部目指して登り乗越して「熊野沢」右俣上流に下りる計画.が、何となく沢形を登らず歩き易い所を選んで登った為、右岸尾根から1696Pに出た.笹は腰高ほどでさほど抵抗はなく藪漕ぎだが困難はなかった.鞍部を越えると右俣の枝沢が延びてきていて、左岸の鹿道を下りていく.途中シャクナゲが綺麗に花をつけている.下りると沢の出合い付近に広い台地があり、コバイケイソウが群生していて壮観.思わず声が出た.

 沢(右俣)の水は少なく少々白濁している.このまま横断し対岸の尾根を回り込んで(滝のある)左俣に行く予定だったが、この沢の上流に凄い崖が見える.そこまで行ってみようと言う事になり、沢を遡行して崖下に出たがこれが凄い空間.どう表現してよいか判らないので下の拙画像を見て判断してくだされ.



1696Pから西側


コバイケイソウの大群落 下に見えるのは右俣


右俣に下ります.水は白濁し少ないです 7:20


まだ残雪がありました


沢地図の崖マーク 圧倒される空間だ
 yukiが「この右岸尾根に登り少し下りれば予定の回り込みルートに出るのでは?」とばかりに切り通し風になっている尾根に登っていき、回り込んだと思ったらすぐ出てきた.
 「崖で通れない、ダメダメ」と手を横に振りながら下りてきた.右岸を歩き戻る途中此処にもコバイケイソウの大群生があった.個々の花はそれ程綺麗ではない(様な気がする)ので人気はないが一斉に咲かせたら、それは見事な光景だろうと思った.小さな沢形を登って広い尾根に出る.湿度が高く空気は湿っぽい.樹林内は薄暗く地面には苔の生えた岩や倒木が山積している.樹木は概ね細い二次林の様.やはり腐って苔で覆われた大木の伐採根がある.真東に向かって歩き、傾斜の緩いうちは(岩、倒木を避けながらだが)歩き易い.しかし、下降に入ると苔が厚く生えたゴーロ岩が多くなり歩きにくい.「苔の落とし穴」に注意しながら左俣に下り着く(沢標高1600m).


ズーーっとコバイケイソウですよ・・・


東の平たい尾根を目指して倒木を越えたりくぐったり かなりシンドイです


平たい尾根から下降中です


左俣に下り立ちました 向こう側に滝が見えます


15m程の滝は中々綺麗です 10:00


高巻きの途中から
 右俣に比べ、こちらの水はやや綺麗だが何となく濁っている感じだ.右に水の少ない沢を見送ると前方に赤茶色の壁が出てきた.沢幅一杯の滝だが、水は1/3程左に寄って流れ落ちている.綺麗な15m程の滝は、そうだなあ・・・ベールのカーテンか(山仲間のabe様が形容)、、、なる程.今日はそれほど長い行程を歩く訳ではない.雨がやや心配だが、じっくりと撮影時間をつくる事が出来た.

 さて、この滝の高巻きは左岸台地に登り踏み跡(鹿道と思った)をトラバースするが、途中木に鉄線が巻かれて垂れ下がり途中から土に埋もれていた.伐採の仕事でこの滝の巻に使ったのだろうか?15m滝の上は穏やかだったが少し遡行すると大量の流木が沢内に積み重なっている.この頃から雨が降り出してきた.カッパを着込みザックにカバーを被せて遡行を続けると前方に滝が見えてきた.近づくと滝の手前は大量のガレで埋もれ、滝そのものが小さい様に見えた(資料では20m程).そんなに期待もしていなかったので、驚きや残念はないがこの手前のガレは、右の奥に続く涸れ沢から崖が崩れて押し出されたものらしい.新緑をつけた真新しい大木も根ごと土砂と共に流され落ちてきていた.


15m滝左岸は台地になっていました


流木が積み重なった沢(左俣)の様子です


元20m滝 10:30


右涸れ沢は大量の土砂を押し出してきてます・・・


で、滝下に
 (今はちょっと足りない)20m滝の撮影を終え、ガレの上に登ってみたがガスで覆われ上の方は見えない.何となく怖いので、早々に引き上げる事にして下降する.当初の計画では元来たルートを戻る考えでいたが、あの辛い苔ムシゴーロ斜面を登るかと思うと気が重い.それは止めて、一旦二俣まで戻りそこから右俣を遡る事にした.右岸台地を緩く下降していき沢に戻る.右俣がそろそろ出てくるだろうと、下降を続けると左岸に5−6m程のCS滝が落ちている.今日の滝撮影は二つだけと思っていたので、三つ目は嬉しい.爺が撮影している間、yukiは右俣の右斜面に取り付き、苦労しながら灌木帯に登り着いた.撮影を終わり、ザラザラと登りにくい急斜面を途中まで登り、yukiが下ろしてくれたザイルを使って灌木帯へ.

 鹿道とも、踏み跡とも判らない道を歩きCS滝の上流に出る.対岸の崖にはムラサキヤシオやシロヤシオ、シャクナゲが丁度満開.雨も止んだので河原で昼食とした.右岸から鹿道が下りてきている.それを登っていくと法面を補強した場所に出た.右の樹林帯を登って上(1696Pの北鞍部)に出ると、(地図にはない延長された)林道があった.(ゲート着は14:15)


下流の二俣へ下降します


此処が二俣(1450m付近) 8mCSで右俣が合流しています 11:50


CS滝上の様子です 右斜面は厳しいので一旦沢に下ります


白濁している沢 直角に曲がっている辺りです


沢から左岸台地に上がりました. 


林道がありました 13:00


林道をノンビリ歩きで帰ります

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.